紀州の民間療法(現代語訳5)

紀州の民間療法(現代語訳)

  • 1 婦女の陰毛
  • 2 ニラ
  • 3 黄楊
  • 4 おとなえそう
  • 5 勘太郎
  • 6 雉の爪
  • 7 兎の手
  • 8 初茄子、スベリヒユ
  • 9 蒟蒻

  • 5 勘太郎(シーボルトミミズ)

    カンタロウ

     山中に住む人に淋病が多い。西牟婁郡兵生(ひょうぜい)などで、木挽き達がその薬だといって、勘太郎(※シーボルトミミズ※)という碧紫色の大蚯蚓、長さ7〜8寸あるのを採り、裂いて土砂を取り、その肉がまだ動いているのを食う。じつに見ているだけで胸が悪くなる。

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    「紀州の民間療法」は『続南方随筆』(沖積舎) に所収。

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