折たく柴の記

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  • 折たく柴の記(おりたくしばのき)

    新井白石が著した回想録。「折焚柴の記」とも。
    藩翰譜』作成のいきさつも記載。

    書名は、後鳥羽天皇の御製、

    思ひ出づる折りたく柴の夕煙むせぶもうれし忘れ形見に(新古今和歌集巻第八『哀傷歌』)

    に由来。



    折焚く柴の記

    南方熊楠の手紙:神社合祀に関する意見(現代語訳9)
    西洋に上帝を引いて誓い、また皇帝を引いて誓うことが多い。まことに聞き苦しいことである。わが国でも『折焚く柴の記』に、何かいうと八幡神などの名を引いて誓言する老人がいたのを、新井白石の父がまことに心得の悪い人であると評したことが出ていた。だから、梵土には表面梵天を祀る堂なし。これは見馴れ聞き馴れてしまうことで、その威を汚すのを畏れてのことである。


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