列仙伝

南方熊楠の書庫

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    列仙伝は、漢の劉向の撰と伝えられる中国の仙人の列伝。



    列仙伝

    南方熊楠の手紙:山男について、神社合祀反対運動の開始、その他(現代語訳9)
    11歳のときに、『文選』六臣註を読書師匠が他の弟子に読書を教える間にちょいちょいと盗み見て、「江の賦」、「海の賦」の諸動物の形状記載を暗記して帰り、また古道具屋の店頭に積んである『列仙伝』の像と伝を、その道具屋主人が夏日昼寝する間に覗きに行き、逃げ帰っては筆し筆ししたものは、今も和歌山の宅にある。

    南方熊楠の随筆:十二支考 虎に関する史話と伝説民俗(その32)
    支那の神仙が虎を使い物とした例は『列仙伝』などに多いが、ギリシアの酒の神ジオニソスはふくろうを忌み、江豚いるか・蛇・うさぎうま・虎・山猫リンクス・豹を愛す(スミス『希臘羅馬人伝神誌字彙ジクショナリー・オヴ・グリーク・エンド・ロマン・バヨグラフィー・エンド・ミソロジー』巻一)。


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