紀州俗伝(現代語訳14-10)

紀州俗伝(現代語訳)

  • 14-1 打出の小槌
  • 14-2 蟻の群れ
  • 14-3 アナグマが女に化けること
  • 14-4 猴神社
  • 14-5 馬を忌む稲荷神社
  • 14-6 紀州豊年米食わず
  • 14-7 猫が蟻を
  • 14-8 犬の脚
  • 14-9 盗人避けのまじない
  • 14-10 陰暦十月亥の月
  • 14-11 毒虫毒魚に刺された時
  • 15-1 紀州の七人塚
  • 15-2 血を吸わない蛭
  • 15-3 肉吸いという鬼

  • 14-10 陰暦十月の亥の子

     

     陰暦10月中に亥の子(いのこ)が3つある月は火災が多いという。以前は一侍二百姓三商売と順次異級の人が祝ったが、だいたい10月に亥の子は2つあるだけで3つあるのは稀だ。

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    「紀州俗伝」は『南方随筆』(沖積舎) に所収。

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