蜷のゴンナイ
小川孝七の妻の話に「蜷(※にな;淡水産の巻貝)のゴンナイは、弘法大師が川を渡るときに踏んで足を痛めたことから、呪して尻切れとなる。味噌汁に煮て、瘡の表面を早く乾くようにし、また咳を治す」と。煮たのを見るとトルクライスの色である。田辺ではカワニシという。ゴンナイは丸形である。
小川孝七の妻の話に「蜷(※にな;淡水産の巻貝)のゴンナイは、弘法大師が川を渡るときに踏んで足を痛めたことから、呪して尻切れとなる。味噌汁に煮て、瘡の表面を早く乾くようにし、また咳を治す」と。煮たのを見るとトルクライスの色である。田辺ではカワニシという。ゴンナイは丸形である。
「田辺聞書断章」は『南方熊楠日記 (4)』 に所収。
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