覚後禅

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    「金瓶梅」と並ぶ中国の好色小説の傑作。作者は異説もありますが、明末清初の文人、李漁(りりょう)とされます。
    日本でのタイトルは「肉蒲団」。
    江戸時代から和刻本や訳書が出版されましたが、明治から昭和にかけては発禁書扱い。現在では完訳本が入手できます。



    覚後禅

    南方熊楠の手紙:浄愛と不浄愛,粘菌 の生態,幻像,その他(現代語訳12)
    覚後禅』に、賽崑崙が未央生に説いたなかに、真快を悦味する婦女は言語途絶し、手足冷却し気息も聞こえず、まったく死人と同じになる、このような女としてこそ即身成仏であるという意味のことを説くところがあったと記憶する。


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