南方熊楠の手紙(現代語訳)

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南方熊楠の手紙(現代語訳)

  • 神社合祀に関する意見
  • 南方二書
  • 履歴書
  • 浄愛と不浄愛,粘菌の生態,…
  • "南方マンダラ",「不思議」…
  • 柳田国男への初めての書簡
  • 山男について、神社合祀反対運動の開始…
  • 神社合祀反対運動の終結…
  • フィラデルフィアの顕微鏡
  • 本邦産粘菌諸属標本献上表啓

  • 南方熊楠の手紙(現代語訳)



    神社合祀に関する意見(現代語訳)

     「神社合祀に関する意見」は、熊楠が神社合祀反対運動への協力を求めて東京帝国大学農学部教授の白井光太郎氏に送った文章。
     中村啓次郎という衆議院議員に帝国議会で神社合祀に関して質問演説してもらうために書いた原稿を書き写したもので、もし中村議員が質問しない場合、他の議員に依頼して質問してもらうために白井光太郎に送りました。政治家や官僚を聞き手、読み手に想定して書かれています。国の政策を変えるために熊楠が力を込めて書いた書いた文章です。

    南方二書(現代語訳)

     帝国大学理学部植物学科教授、東京帝国大学理科大学附属植物園園長の松村任三氏に宛てた2通の書簡。この2通の書簡は、柳田国男によって『南方二書』という小冊子に編まれ、識者に配布されました。
    『南方二書』の配布によって神社合祀の一件も終局するだろうから、小生は安心して勉強できます、と熊楠は柳田に感謝を伝えています。これで決着がつくと熊楠自身がいうほどに力を込めて書かれた神社合祀反対意見書です。

    履歴書(現代語訳)

     南方植物研究所設立に向けて寄付金を求めていた熊楠が矢吹義男氏(当時、日本郵船株式会社大阪支店副長)に宛てた書簡。
     全長約7.5mの巻紙に綴られた熊楠の半生。日本の自伝文学の最高傑作と評されます。ぐいぐい引き込まれます。面白い。

    浄愛と不浄愛,粘菌の生態,幻像,その他(現代語訳)

     日本の古典文学に登場する男色についての文献研究を行なった岩田準一氏に宛てた書簡。
     男色がテーマ。

    "南方マンダラ",「不思議」について,その他(現代語訳)

     真言宗の学僧土宜法竜(どぎ・ほうりゅう)に宛てた書簡。「南方マンダラ」形成のプロセス。

    柳田国男への初めての書簡(現代語訳)

     日本民俗学の創始者、柳田国男に宛てた初めての書簡。

    神社合祀反対運動の開始、その他(現代語訳)

     日本民俗学の創始者、柳田国男に宛てた書簡。

    粘菌の神秘について(現代語訳)

     日本民俗学の創始者、柳田国男に宛てた書簡。

    剃髪した親子、盛長する石、他(現代語訳)

     日本民俗学の創始者、柳田国男に宛てた書簡。

    神社合祀反対運動の終結、その他(現代語訳)

     日本民俗学の創始者、柳田国男に宛てた書簡。

    フィラデルフィアの顕微鏡(現代語訳)

     粘菌研究の門弟のひとりで、南方熊楠の生活上の援助もした上松蓊に宛てた書簡。スイスの伝説についてや、愛用の顕微鏡について。

    八咫烏に三本足ありということ(現代語訳)

     和歌山県の郷土史研究家、田中敬忠(たなか よしただ)に宛てた書簡。

    本邦産粘菌諸属標本献上表啓(現代語訳)

     これは南方熊楠の手紙ではありません。熊楠の粘菌学の門弟のひとり、小畔四郎氏が大正15年(1926年)に摂政宮(後の昭和天皇)に粘菌標本を献上したときの表啓文です。この標本の献上が後の昭和4年(1929年)の田辺湾での熊楠の昭和天皇への進講へとつながりました。


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