モレイ

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  • ジョージ・モレイ(Murray, George Robert Milne)

    ジョージ・モレイ(1858年〜1911年)。イギリスの隠花植物学者。
    大英博物館植物学部長。

    南方熊楠(1867年~1941年)は、ロンドン時代のジョージ・モレイの勧めなどもあり、帰国後、隠花植物の調査に取り組みました。



    ジョージ・モレイ

    南方熊楠の手紙:本邦産粘菌諸属標本献上表啓
    和歌山県人南方熊楠は、明治19年に海外に渡り欧米諸国に遊学すること14年、その間,西インド諸島で粘菌などを採集して創見するところがあった。故英国学士会員ジョージ.モレイの勧めにより、帰朝後,粘菌の研究を続け、新種新変種はもとよりその発生、形態、畸病などについても創見するところが少なくない。大正2年「訂正本邦産粘菌類目録」を出して108種の名を並べ、大正10年に、かつて英国菌学会長であったグリエルマ・リスター女史は南方発見の1種に拠って新たにミナカテルラ属を立てた。。

    南方熊楠の随筆:千里眼(現代語訳1)
    12年前、予は大英博物館の植物部長ジョージ・モレイ氏に面会したが、氏がいうのに、日本の学術は、日将月就のありさまであるが、隠花植物の調査はなおはなはだ疎かであるのは惜しまれる、貴公、国に帰ったならば何とぞこのことに留意されたいことである、と。


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