牧野富太郎

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  • 牧野富太郎(まきの とみたろう)

    牧野富太郎(1862年〜1957年)は、日本の植物学者。

    「日本の植物学の父」、多数の新種を発見し命名もおこなった近代植物分類学の権威である。

    小学校中退ながら、東京大学で助手、講師をつとめた。
    65歳で東京大学から理学博士の学位を授与され、78歳で「牧野日本植物図鑑」を刊行。

    第1回の文化功労者、東京都名誉都民。

    南方熊楠(1867年~1941年)とはほぼ同時代を生きましたが、あまり交渉はありませんでした。



    牧野富太郎

    南方熊楠の手紙:山男について、神社合祀反対運動の開始、その他(現代語訳10)
    その他、小生の専門ではないが、前日、大学の牧野富太郎氏に名を鑑定してもらったなかに、紀州から初めて知られたものが多い。

    南方熊楠の手紙:南方二書(現代語訳11)
    それなのに、合祀のためにただ今濫伐されようとし、たとえ濫伐しなくとも、神祠はすでに取り去ったので人はこれをはばからず、種々に枯れ木を取り去るので、かのカレキス・マツムラエのようなのは、4年前に小生が見出したときは14,5坪の間に瀰漫していたが、今春末に牧野富太郎氏の依頼に応じて行ってみたときはわずかに12株しかなかった。故に1株につき幾分ずつ、その株に傷のつかないようにかき取り、牧野氏へ送ったのだ。この島には元来キセルガイの種類が多かったが、合祀とともに全く絶え果てた。

    南方熊楠の手紙:南方二書(現代語訳12)
    これを例にすれば、カラタチバナと申すものは、前年牧野氏が植物採集に出かけたときは、土佐辺の栽培品に基づき記載されたと存じます。小生が知るところでは、本州では紀州の外にあまり聞こえない。さて9年ばかり前に、那智では小生が3、4本見出す。このものは変態が多いものと見え、自生品にすでに白斑あるものが2本あった。


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