細川政元

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  • 細川政元(ほそかわ まさもと)

    細川政元は、室町時代中後期の守護大名。
    室町幕府の三管領のひとつである細川京兆家の当主。管領として幕政を牛耳り、半将軍と称されました。
    生涯独身を通したため実子はなく、3人の養子を迎えましたが、そのことで家督争いを引き起こし、自らもその争いに巻き込まれて家臣に暗殺されました。



    細川政元

    南方熊楠の手紙:浄愛と不浄愛,粘菌の生態,幻像,その他(現代語訳1)
    細川政元のこと、小生から申し上げる前にお気づきになり『大心院記』をご覧なされたとのこと。この政元が弑せられたことは、小生らが幼年のころ(明治10年ごろ)誰も彼もが読んでいた頼山陽の『日本外史』にも出ている。

    そのころの小学または私塾教師などは、いずれも当今の先生どもよりははるかに日本の事歴に通じており、また古老の話などをも聞き覚えており、政元は寵童がいるためにややもすれば近臣らがこれに私通しないかとの疑念から人を疑うことが絶えず、戸倉も疑われていた人で、ついに弑逆に及んだところへ来合わせた家臣波々伯部が戸倉に切られ、後に戦場で戸倉を殺したと、教師はほとんどみな語られていた。


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