濱口梧陵

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  • 浜口梧陵(はまぐち ごりょう)

    浜口梧陵(1820年〜1885年)。紀伊国広村(和歌山県有田郡広川町)出身の実業家・政治家。梧陵は雅号。
    醤油醸造業を営む浜口儀兵衛家(現ヤマサ醤油)当主で、第7代浜口儀兵衛を名乗りました。
    安政南海地震津波に際し、浜口梧陵が避難を呼びかけ、稲むらに火を放って高台への道を示し、村人を救いました。また被災した広村の復興には自腹を切って尽力しました。
    これは後に小泉八雲によって「生ける神(A Living God)」として世界的に知られるようになり、また後にこれをもとにした物語「稲むらの火」は教科書に掲載されました。



    浜口梧陵

    南方熊楠の手紙:"南方マンダラ",「不思議」について,その他(現代語訳15)
    予の友人に、釈宗演の弟子で田島担というのがいる。これは当国の豪商故浜口梧陵の長男である。ケンブリッジに留学したが、都合があって、中途で帰った。船中で洋人がこの人に仏徒は何人ほど世界にいるのかと問うた。これはじつは担氏の気に入られようとしていったことで、仏教は最も世界中に数多いと答えるのを待っていたのだ。それなのに担氏は答えて、「ちっとも知らないが、宗旨の深い浅い、広い狭いは、人数や寺の数でわかるものではない」といった。まことに名言である。


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