バサー

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  • バサー(Bather,Francis Arhtur)

    バサー(1863年〜1934年)。イギリスの古生物学者。
    大英博物館(自然誌博物館)につとめた。
    1893年には訪日しており、 ロンドン時代の南方熊楠(1867年~1941年)とは親しくしていたようです。
    棘皮動物の研究で知られ、のちに博物館学の世界的権威となった。



    バサー

    南方熊楠の手紙:神社合祀に関する意見(現代語訳10)
    近ごろ英国でも、友人バサー博士らが、人民をその土地に落ち着かさせようとするならば、その土地の事歴と天産物に通暁させることを要するとして、野外博物館(フィールドミュゼウム)を諸地方に設けるという企てがあると聞く。この人は明治二十七年ころ日本に来ていて、わが国の神池神林が非常に天産物の保存に有益であることを称揚していたので、名は大層ながら野外博物館とは実は本邦の神林神池の二の舞であろう。

    南方熊楠の手紙:履歴書(現代語訳7)
    しかしながら、このことを気の毒がるバサー博士(ただ今英国学士会員)が保証して、小生を大英博物館の分支であるナチュラル・ヒストリー館(生物、地質、鉱物の研究所)に入れ、またスキンナーやストレンジ(『大英百科全書』の日本美術の条を書いた人)などが世話して、小生をヴィクトリアおよびアルバート博物館(いわゆる南ケンシングトン美術館)に入れ、ときどき美術調べを頼まれ少々ずつ金をくれた。


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